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笑福亭円楽さんの記事を読んでいて、こんな記事があった。
別れがないとまた会えないじゃないか、
当たり前のことなんだけれども、
歳を重ねて別れがたくさんあって慣れてしまったのか、
実際に会わずとも繋がっていられる手段が格段に増えたからか、
あるモノやヒトへの別れに対して、私はずいぶん無頓着になったと思う。
小学校、中学校の時の卒業はなんともいえない感じだった、
あの時とは違い、
一度きりが少なくなった。
やり直しがきくようになった。
簡単にモノに記録しておけるようになった。
人は時間が経過して、区切りなくグラデーションのようにアップグレードを重ねるうちに、
元の状態を思い出せなくなってしまうこともあるかと思う。
自分の中に持っていたけど使わなくなったことを思い出せなくなってしまうこともあるかと思う。
今の環境に素敵な部分がたくさんあることは間違いないけれど、
今回の別れというキーワードのように手の中からすり抜けてしまった、忘れてしまった断片をふと思い出し、
今の環境と自分のバランスをとることは私にとっては大切なものではないか、と思う。

笑いのバランス。
テレビのお笑いに全く興味のない私も、笑いは好きだ。
笑いが毎日の生活に活力ある視点を生み出していることは事実としてあります。
ただ、笑いにも私にはバランスが大切なんだと最近身にしみて感じます。
笑いはこれまでの見かたから別視点をうみ、価値観を入れ替えることがたくさんありますが、
それが時としてこれまであった事柄、空気感を薄っぺらにしてしまうこともあります。
楽しければそれでいい、は私の人生では違う。
笑いが、楽しいだけじゃない活力もたくさん生んで欲しいと思う。
by httq_www_newtral | 2009-11-24 03:09
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